メキシカン・チキンスープの匂い。香りというより匂い。それは俺が所謂ボストンに来てから「地下」へと潜ったときによく嗅ぐにおいで、その際に色んなものを呼び覚ます。
まぁこんな感じです。
(pic)

それは、具体的に言うと、ボストンの(マジ)アンダーグラウンドミュージックシーンのハウスショウに行くと、(具体的にはオールストンのゲイ・ガーデンズやJPのホワイト・ハウス)地下ではツアーバンドや地元バンドがライヴショウを繰り広げてて、地上階ではそのヴェニュー(ハウス)の住人や主催者や、コミュの若者が適当にキッチンでスープを温めていたり、たわいもない話や音楽の話をしてビールを飲んでいるので、その空間に混じった時に嗅ぐ香りです。
たまたま、これを書いている今、缶のメキシカンスープをヒューズ音がうるさいうちのガスレンジで温めている時に同じ匂いを嗅いだので、色々と、このところしまい込んでしまっている感覚がその匂いで呼び覚まされてくなって思って。。笑
文章やエッセイを書く時に僕はほぼ必ずタイトルから書きます。
曲を書くときも、リリックを書くときも。
何かを作るときも、大概タイトルから先ってのが多いです。
今回のタイトルも8月に書いたっきり、
その中身が捻出できなくてほったらかしてました(笑)
僕も日本人の、ぐだぐだな音楽ブロガーとしてそこそこ長いこと
音楽を追いかけてブロッギングしてきましたけれど、
ココ最近はからっきしでして。。
水面下では超地味に色々動いたりはしますけれども、、
なんていうか、上手く行かずで。(まあ、いつも通りなんですが。苦笑)
上手く行かず、というかバランスが取れず、で。
この、「こいつが居る所にはかならず良い音楽が行われてる」と言わしめた
(って自分で言うのも阿呆らしいですけれど笑)
メルトリックのケニーが見事にショウに足を運べていない。
(イコール、みんなに全然会えてない。)
それだけ、ずっとバランスを崩してしまっている、
という事なのでしょうかね。(若干、達観。)
ボストンで一番大好きなオルタネイティヴバンド、ミーン・クリーク (Mean Creek)が数週間前に待望のニューアルバムをリリースした地元のリリパには行けましたが、、たぶんそれっきりで。
(その後ミーンクリークはNYCのCMJマラソン2012やCounting Crowsとのツアーにまた合流したりしてますね。)
8月にボストンに日本から戻って来てからすぐ、
Bodega GirlsのCarmen(カーメン)に呼び出されて、
「Kentarow(本名), you should keep writing so then you'll see. 」
的なことを言われまして。
嬉しくて、ありがたい事です。
なかなかこうして友人や会いたい人たちと会えなかったり、
自分が好きな世界で新しい出逢いに巡ってゆけなかったりしますと、
すごく「遠のいてしまう感覚」に悪い意味での文字通りの幻想的というか、
ノスタルジックな念をその物事や音楽たちや、その繫がりに抱いてしまって、
よろしくありません。
だって、まあ、いわば、この状態がリアリスティックでないから。
なので、
こうして思う様に自分が感じている事をフリーリー(freely)に書けていないと、
僕はすごくバランスを損なっている気がします。
僕はもともとレコード音楽派だった人間なので、お金や時間がなくてライヴショウに足を運べなくても家でレコード音楽を嗜んでいればそれで満足な方だったのですが、
やはりライヴミュージックは別物です。
そしてそこでの繋がりは僕にとっては最たるものに近く、これまでそうして生の音楽を通じて出会えた人たちに間接的に救われて生きてきたので、それが僕のいうリアリスティック(realistic)です。
なので、こうして生の音楽に触れられない時期も然りと、
ダウンロードミュージックや垂れ流されてる情報だけを追いかけることを
否定はしませんが、なんだか自分らしくねえなあ、とフラってるわけです。
フラストレーション溜まりまくってるわけです。(笑)
あげく、ちょっち長い事ずっとスランプなので、
2人ではなく、一人で珍しく映画をみてました。
日常の現実逃避に連ドラや小説が(手っ取り早くて)いいように、
スランプ時の現実逃避にはやはり映画がいいですね。
しかも、こういう時は邦画に限る。
「ばかもの」Trailer
official web: (http://www.bakamono.jp/)
2010年12月公開作品
金子修介 監督 (「ガメラ」「デスノート」シリーズの監督さん)
絲山秋子 小説原作(2003年「イッツオンリートーク」が処女作のようです)
cast: 内田有紀、成宮寛貴、白石美帆、中村ゆり、他
レビューを今、書ける気がしないのできちんとは書きませんが、
なかなか良い映画でした。
何がって、空いた時間に観ていたの申し訳ない感を抱えたまま、
上リンク先のオフィシャルページのプロダクションノートを読みながら鑑賞していて、
原作者さんと監督、プロデューサーたちのコミュニケーションがしっかり取れてて、
原作はもちろんまだ読んでおりませんが、とてもいい映画作りをされてたんだろうなあ
という背景を同時にリサーチしながらだったのも良かった訳です。
中村ゆりさんがもともと好きなのもありますし、池内博之さんも昔から好きな俳優さんで脇を固めるキャストもなかなか豪華で。ちょっと極端なストーリー展開や構成も感じなくはなかったのですが、舞台が群馬ということや、他に比べより感情移入し易い、それこそリアリスティックな恋愛模様(具体的には、10年越し、だったり10代後半、だったりセックスの描写だったり)にとても好感が持てたまま楽しむ事が出来ました。
何より、俺らが小中学生だったころ、内田有紀さんといえばサヴァイヴァルダンスな「17才」のヒロインでしたし、かわらず綺麗で可愛らしく男勝りな面も今回の役所にマッチしていたわけですね。
なんか、文体が古くさい感じになってますけど、わざと何かじゃありません(笑)
日本語でまとまった文章書くの久々なんで(笑)
しかも不真面目に、っていうかなんていうか。。苦笑
それでは、実際話はまとまっちゃいませんけれど、
この辺でおいとまします。笑
ずっと、メルトリックのウェヴズを整理してまして(水面下で)、なかなかまとまらないので、何かを書いて自分でリリースするってことから遠ざかっていたるんですが。
そろそろバランスが取れなくなってきてヤバいぞ、っていう話でした、要約すると。
もう年末なのに。(笑)
それでは。
こぢけにー
as MELTRICK
Edited on [(Sat) Aug/ 18th/ 2012]
thru [(Thu) Nov/ 1st/ 2012]
~~~~
【本日のBGM selection】
うちだゆき、めーん!ってことで。。
★Men / "Simultaneously" (2009)
.... "silence equal death, always"
"simultaneously we look up to the sky.
simultaneously we will ask each other why."
(「僕らは同時に空を見上げて、僕らは同時に「なんでだろうね」って。」)
↓こちらのリミックス、ふりーでぃーえるです。
Men - Simultaneously (Lauren Flax remix) via RCRD LBL
0 件のコメント:
コメントを投稿